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「AIって何者?」と改めて思ったあなたへ:ルンバからChatGPTまで、AIの意外と知らない歴史と物語

導入

こんにちは。Altam Easeの本田です。

「AIって最近よく聞くけど、正直よく分からない」
そんな声を、私たちは日々耳にします。ニュースではChatGPT、企業の会議では「AIで自動化」、家ではルンバが勝手に掃除。
…でも、その「AI」、ぜんぶ同じ意味だと思っていませんか?

実は、「AI」という言葉はとても広く、時代とともに意味も中身もガラッと変わってきたんです。
この記事では、そんなAIの正体を、人間臭くてちょっとドジな「AIの歴史物語」として紐解いていきます。

「AI」とは結局なんなのか?という話

そもそも「AI(人工知能)」とは、
“人間の知能を機械にやらせよう”という試みのこと。でもこの定義、実はめちゃくちゃ曖昧です。
たとえば…スマホの「顔認証」→ AI
YouTubeのおすすめ表示 → これもAI
Excelのマクロ → 実はAI“ではない”けど、そう言われることも…

そう、AIとプログラムの線引きは、意外と曖昧なんです。一見するとただの「自動処理」でも「AIっぽく」見えてしまう──
今や「AI」は、技術というより“マーケティングワード”としても機能しています。

AIの歴史は「3度死んで、3度蘇った」伝説

実はAIには「冬の時代」という名の“黒歴史”が存在します。
しかも1回じゃない。3回です。

🌟第1次ブーム(1950〜60年代):
「将棋だって迷路だって、全部ルールで解ける!」
→ 人間を舐めていたAI界、すぐに行き詰まり…

❄️第1次AIの冬:
「現実はそんなに単純じゃない」とみんな気づく
→ 研究費カット、AI研究者は激減

🌟第2次ブーム(1980年代):
「専門家の知識を詰め込めば、医者の代わりになる!」
→ エキスパートシステム登場!

❄️第2次AIの冬:
「でも知識の入力が大変すぎて無理ゲー」
→ またしても冬。AIは再び眠りにつく…

🌟第3次ブーム(2010年代〜):
ビッグデータ!GPU!そして登場、ディープラーニング!

→ 画像認識や音声認識が一気に実用化され、ついにChatGPTなど「言語も理解するAI」が現実に。

AIは「自分で学ぶプログラム」だった

普通のプログラムはこうです:

if 手を挙げたら:
ドアを開ける

でもAIはこうなります:過去1万件のデータを見て、
「手を挙げた人が入ってきやすい」と学習。つまり、自分でルールを発見するプログラム。
だから、人間がルールを1つずつ書かなくても、勝手に「こうした方がよさそう」と動くようになるのです。

それが今、私たちが触れている「AI」たちの正体。
プログラムなのに、プログラムっぽくない。

AIは“過大評価”もされるし、“誤解”もされる

AIはすごい。けれど、なんでもできる魔法の箱ではありません。

「AIだから正しい」と思い込む危険性
実は裏で人が手動で処理している“なんちゃってAI”もある
AIが偏見を持ったり、暴走する例も

だからこそ、私たち一人ひとりが、AIを正しく理解する必要があるのです。
「これって本当にAI?」「ただのプログラム?」
そんな問いを持てることが、AI時代を生きる知恵なのかもしれません。

AI=自分で学ぶプログラム。でも全部がAIなわけじゃない

歴史をたどれば、ブームと失敗を繰り返してきた。今は黄金時代。だからこそ冷静な目も必要

そして何より、
「AIって意外と人間臭いな」と思ってもらえたら、この記事は大成功です。

Honda Naoki Author Photo

本田 直輝(Altam Ease代表)
AI技術スペシャリスト / 研究者 / 塾講師 / エンジニア
京都大学薬学部卒業。
AI技術に関する豊富な知識と実務経験を持ち、最新の技術動向を追い続ける。企業向けのAIソリューションを提供しており、RAG技術や生成AIなど様々なシステムの導入支援に携わる。また大学受験専門塾おるたむ営む

実績:

  • AIソリューション開発における経験
  • RAG技術を活用した企業向けコンサルティング
  • おるたむ塾塾長として活躍
  • 主要企業でのAI導入支援実績多数
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